NetFlixDirty John2 Betty Broderick

Netflixネットフリックスで視聴可能なドラマ「ダーティ・ジョン-秘密と嘘-ベティ・ブロデリック」を見たので、あらすじと感想です。

あらすじ

学生時代に出会ったダンとベティ。早くに子供を授かり、幼い子供を必死に育てながらも働きに出て家計を支えるベティ。一方、医科大学院を卒業し医師になったダンは法科大学院にも通い始める。
月日は経ち、経済的な問題はあったがお互いに支え合い、4人の子宝に恵まれた夫妻。医師免許を持つ弁護士として今や大成功を収めたダン、そんな夫を献身的に支えたベティは幸せに暮らしていたはずだった。彼女が現れる前までは…

Dirty John: The Betty Broderick Story Season 2 Trailer | Rotten Tomatoes TV

 

感想

80年代の実際にあった事件を基に作られたドラマです。ベティ役のアマンダ・ピート(Amanda Peet)さんが不貞夫にキレまくる狂人妻を演じていますが見事でした。夫のダン役はクリスチャン・スレイター(Christian Slater)で、こちらも憎々しげな感じがすごかったです。

 

ドラマは時系列ごとではなくて、始まりは離婚調停に応じない妻目線から描かれています。夫ダンが横柄で理不尽な要求をして無断で家を売り払うなどとても嫌な人に映るので、視聴者は最初はベティ側につくのではないかと思われます。その後、話が進むうちにベティもかなり激しい人だなと。

 

更に進んで、話は二人が出会った頃まで遡ります。なるほど、今の地位はダン一人で掴んだものではなくて、ベティあっての成功なのだと考えればベティの言い分も分かる…って、ベティの常軌を逸した行動にもうついていけません。
ダンの浮気から始まったとはいえ、別居中の夫の家に車で玄関に突っ込むとか、部屋の壁に落書き、高級スーツを燃やすわ汚すわ、ベッドもケーキでベットベトに。数え切れないほどの脅迫まがいの留守電も酷かったっけ。

 

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一方ダンは弁護士という職業上もちろん弁が立つし、自分の都合のいいように事実をねじ曲げたり、法の抜け道を熟知しています。元はといえばダンが、歳の離れた受付嬢(後にダンは弁護士アシスタントに抜擢)のブロンド美人リンダに本気になり、疎ましく思った妻を精神的に追い詰めていき自分に有利に離婚という筋書きでした。

 

が、思った以上にベティがしつこい。それでも自分の方が賢いし、金銭面で操れる、自分の方が格上という思いから、更にベティを追い詰めます。するとまたベティが復讐とどんどんエスカレートで、もう終わりがありません。ついに追い詰められたベティ、精神状態は極限に達してしまいます。

 

とにかくベティの夫への執着心が異常で、最初は4人の子供たちを思っての行動なのかと同情心もありましたが、うーん、どうしてここまで…当初は、離婚条件は不利でしたが子供たちにも会えたし、ダンは毎月9千ドルをベティに支払う条件で、自分勝手ではあるものの気持ちの離れた夫にしては離婚後も悪くはない扱いでした。
ですが、ベティが望むのは幸せだったあの時と違わぬ生活、あの時の全てが欲しかったのかな。

 

ベティ自身(本人)↓のインタビューを見るとまた観点が変わってしまいますが、ドラマ以上にダンはベティに対してひどいことを言ったそうです。太っている、年増、退屈な人間、ブサイクで愚鈍と言われたことも。妻の貢献があってこその成功ということをダンはすっかり忘れてしまったのでしょうか。

 


ベティの言い分だけなので公平ではないですが、リンダと不倫関係になってからのダンはベティに対して相当ひどい扱いをしていたようです。

Oprah Interviews Betty Broderick Who Killed Her Ex-Husband & New Wife | The Oprah Winfrey Show | OWN

ドラマはこのインタビューを参考にして作られたのかなという話が随所に出てきます。

もちろんドラマ数話だけでは語られない、たくさんのことが二人の間にあったに違いありません。