一度は成功したけれど「世紀の銀行強盗」|Netflixあらすじ感想
Netflixネットフリックスで視聴可能なドラマ「世紀の銀行強盗」を見たので、あらすじと感想です。
あらすじ
宝石業を営むチャヨは美しい妻と娘と暮らしている。一見裕福そうに見えるその生活はチャヨの窃盗と詐欺、多額の借金から成り立っていたが、家族はそのことを知る由もない。借金をすることでギリギリ取り繕っていたが、そんな生活が長く続くわけもなく、いよいよ首が回らなくなる。窮地に陥ったチャヨの出した解決策は銀行強盗で一山当てることたっだ…
感想
登場人物がほぼおじさんばっかりで、実際にあった事件を元に作られています。胡散臭そうなチャヨというおじさんが主人公で、口から出まかせばかりを言って、その場その場を取り繕って生きてきたという人物です。銀行強盗を計画して昔の窃盗仲間を集めますが、チャヨはその薄っぺらさから人望もなく、仲間といってもさほど団結力もない。こんなんで本当に銀行強盗なんてできるの?
なんとなくメキシコのドラマだと思って見ていたらコロンビアのドラマでした。そうだ、ボゴタって何度も出てくる。コロンビアの首都はボゴタって学校で習って一生懸命覚えたのにすっかり抜けてました。コロンビアといえばコロンビアコーヒー。ちなみにラテンアメリカの中ではブラジル、メキシコに次いで3番目に人口が多い国のようです。

時代背景は1994年。今はどうか分かりませんが、当時は賄賂がまかり通っていたようで、チャヨは必要な情報を得るためにさらに借金をして、なんと警察官も買収します。引退していた凄腕の金庫破りや弁護士、銀行警備員、電気系統に詳しい人などを集めて計画を練っていきますが、人望がないもんだからチームも結構グダグダでバラバラという…
このドラマは英語タイトルだと「The Great Heist」です。heistってなんだろうと思ったら、強盗の意味なんですね。強盗といえばrobberしか浮かばなかったので勉強になりました。
さてドラマですが結論からいうと、まぁなんとか銀行強盗は成功しました。ただ、この後続きがあります。チーム内のあの人がやらかしてしまうのです!結果、あれよあれよという間にボロが出てという、「オーシャンズ11」とは程遠い、華麗でもなんでもない結末を迎えるのでした。
実際の話を元に作られたというだけあって、出てくる人物に現実味があり、またつい口が滑っちゃったり、人間の欲も絡み合って綻びが出るという展開にも、映画のようにはいかないよなと妙に納得のドラマでした。