こんな隣人は嫌だ!映画「サマー・オブ・84」|Netflixあらすじ感想
Netflixネットフリックスで視聴可能な映画「サマー・オブ・84」を見たので、あらすじ感想です。
1984年、夏。郊外に住む15歳のデイビーは新聞配達のバイトをしていた。向かいに住む警察官マッキーのところで新聞料金の徴収をしていると、家具の運搬の手伝いを頼まれて地下室へと向かう。そこでデイビーは鍵がかかった部屋を見つける。訝しんだデイビーは、近隣で発生している失踪事件はマッキーの仕業ではないかと疑い始め、友人たちと独自に捜査を始める…
感想
1984年ということで、まず服装が特徴的でした。なんていうのか、独特の色彩です。エメラルドグリーンと紫とか、青系と緑とか、ジーンズとかジャージ系とか。ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」のシーズン9のタイトルも1984で、この年って何か特別だったのかな…「アメリカン・ホラー・ストーリー:1984」の方も同じような服装で同じくホラーとなってます。
まず出てくる少年たちはデイビーを含めて4人で、それぞれキャラが立っていて重要な役割があります。
デイビーの父はジャーナリストでごく普通の家庭、イーツはホームセンターで働く兄がいて家では両親の喧嘩が絶えません。ファラディはメガネっ子で本好きで知識豊富、ウッディはポッチャリキャラで頼まれると嫌と言えないお人好し。紅一点はニッキーで、以前デイビーのベビーシッターをしていたという繋がりで知り合いですが、デイビーは密かにニッキーに想いを寄せています。
「スタンド・バイ・ミー」や「ストレンジャー・シングス」っぽいのかなと見続けます。
当時は宇宙人とかテクノミュージックが流行っていた時代でした。そういえばテレビの特番でエイリアンの解剖とか本物と信じて疑わず見ていたっけ。
警察官である隣人が殺人犯の訳がないと始めはデイビーの話を否定、渋々付き合う少年3人でしたが、独自に調査をしていくとマッキーの不可解な行動が次々と判明していきます。少年たちはマッキーのゴミ箱を漁ったり、物置にまで侵入します。で、なんと、血のついたTシャツを発見!ごわいよ〜!
警察官マッキー役はRich Sommer(リッチ・ソマー)。見たことがあると思ったら、ドラマ「マッドメン」に出てた俳優さんでした。「マッドメン」では蝶ネクタイが特徴的でしたが、髪型も格好も全然違うので最初気づきませんでした。
警察官のマッキーは普通に人当たりが良さそうで、正義の味方に見えるんだけど、デイビー目線で見るとやっぱりどこか怪しいような…いや、少年たちの勘違いなのか?
終盤、デイビーはカメラを持ってウッディとニッキーと共にマッキーの家に侵入します。やっぱりというか、地下室ではおぞましい図が。やっぱりマッキーだった…
決定的な証拠をフィルムに収めた3人でしたが、最後にマッキーの復讐が始まります。マッキーやばい人だよ…
ラストは悲惨で救われない展開で終わってしまいました。マッキー捕まらないの?
良き隣人が実は殺人者だったという、しかも死ぬまで恐怖を植え付けられる主人公デイビーの散々な一夏の出来事にトラウマになりそうな映画でした。
ドキッとさせる演出やホラーものが好きな方は是非。

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