騙された〜!ドラマ「瞳の奥に」|Netflixあらすじ感想
Netflixネットフリックスで視聴可能なドラマ「瞳の奥に」のあらすじ感想です。
シングルマザーのルイーズは友人とバーで会うはずだったがドタキャンされ、帰ろうとしたところで隣の男性客にぶつかり飲み物をシャツにこぼしてしまう。お詫びにと一杯奢るだけだったはずが、意気投合して楽しい時を過ごす。お互い名前も告げずにその場限りの出会いと思っていたが、後日ルイーズの職場の上司としてやってきたのがあの時の男性だった。しかも彼は既婚者で…
感想
サイコ妻の話かと思ったら違いました。いや、実際話はそうなんですけど違うんです。これは見る前にネタバレしたらダメなやつ…最後の最後、本当に最後、そうきたか!という展開で、こうなるとは思いつきませんでした。
ルイーズは前夫の浮気が原因で離婚、7歳の息子と二人暮らしをしています。前夫は恋人がいますが、2週間おきに週末を息子と過ごすことになっていて、原因はともあれ現在ルイーズとの関係は良好のようです。そんなある日、息子をシッターに預けて友人とバーで待ち合わせをしたのですが、何とドタキャン。帰ろうとしたときに隣にいた男性にぶつかったことがきっかけで一緒に飲むことに。ま、ベタですね、ぶつかってゴメンなさいからの〜というやつ。
魅力的な男性とは思いながらも名前も知らない、何の発展もないはずでしたが、何と、その男性デイビッドはルイーズが勤めている診療所に精神科医としてやって来るんです。ちょっと強引な展開ではありますがドラマですからね。
運命の再会と言いたいところですが、デイビッドは既婚者でルイーズはちょっと騙された感じ?既婚者なんだけどルイーズに気があるような素振り、ルイーズもそんなデイビッドに満更でもない様子。
一方、デイビッドと妻アデルの間には何とも言えない奇妙な距離感があって、デイビッドはアデルを避けているようにも見えるんだけど、それなのに毎日決まった時間にアデルに電話をしているし関係性が分かりません。アデルは夫デイビッドのことが好き過ぎるみたいなので、男性にしてみればそれが重いとかなんでしょうか。
アデル役はイヴ・ヒューソン(Eve Hewson)、きれいな顔立ちをしていて育ちも良さげです。上品な妻役がぴったりなイヴさん、驚きですがボノの娘さんでした!お父さんはボノですよ、あのU2のBono!ひゃー、びっくりです。
話に戻ります。アデルはどうやら過去に両親を火事で亡くしたらしく、その後しばらく施設に入所していました。その時にロブと出会います。ロブとアデルはとても気が合い、いつも一緒に行動していて、出所後にも会う約束をしていました。ロブはアデルのことが大好きですが男色なので恋愛関係に発展する事はありません。アデルもロブを心底信頼していてどんな事も話しています。ロブは自分の出自と比べてリッチでしかも美人、素敵な恋人がいるアデルをいつも羨望の眼差しで見ています。
ある日ルイーズは道で女性にぶつかってしまいますが、その女性はなんとデイビッドの妻アデルでした!世間は狭いですね、じゃなくて、偶然じゃないよね、アデル…
コーヒーでもと誘われ友達になって欲しい感が必死でちょっと違和感を感じるルイーズでしたが、上司の妻を邪険にも出来ずに誘われれば会い、少しずつ良い友人関係を築き始めます。アデルはなぜか二人で会っていることは夫には内緒にして欲しいと言い、デイビッドと不倫関係のルイーズは板挟みに。なんだ、この関係は。
偶然なのか故意なのか、夢なのか現実か。話はおとぎ話のような要素もあって「どこでもドア」的な扉も出て来ます。秘密が多い夫婦にルイーズは振り回され、次第にアデルの策略にはまっていきます。アデル怖いんだけど。
最終話になっても展開が見えてこないので、これシーズン2に続くのかと思いきや、中盤あたりから一気に話が進んで今までのデイビッドとアデルの夫婦関係の謎が解けてくるという流れに。えー、そうだったの?今まで完全に騙されてたよ〜!なんてことだ!
被害者が多くてお気の毒…特にルイーズの息子の未来が心配だな。