不思議な余韻「ザ・ループ」Tales from the Loop|Amazonあらすじ感想

AmazonPrimeTales from the Loop, ザ・ループ

Amazon videoアマゾンで視聴できるドラマ「ザ・ループ」(Tales from the Loop)を見たので、あらすじと感想です。

 

あらすじ

郊外の地下にある施設「ループ」という粒子加速装置の影響で、その周辺に奇妙な事象が次々と起こる。ある者は子供時代の自分と会い、またある者は異次元で暮らす別世界の自分と会う。地下施設に吸い込まれるように通勤する多くの人たちとは対照に、そこで何が行われてるかを知る人は少ない。

 

Tales From the Loop | Official Trailer

感想

あらすじもどう書こうかなと迷うほど、不思議〜な話です。まず時代設定が分からないまま見始めますが、登場人物の服装からそう古い時代ではないというのは確かです。出演者の皆さんの服がこれまた地味色で、黄土色やくすんだピンク、くすんだ緑や茶色の服ばかり着ています。1970年代頃かな?

 

若者たちが集まる場面では、外でたむろってはいるものの、ただ喋ってるだけ。中にはあやとりをする高校生も。あやとりは日本だけだと思ってましたが、世界中に存在するようです。思春期の10代があやとりで遊ぶなんて、なんかほのぼの健全な光景です。
原作はスウェーデンのシモン・ストーレンハーグ(1984年生まれ)著。舞台はスウェーデン・ストックホルム郊外ですが、ドラマの舞台はアメリカとなっています。

 

郊外の「ループ」施設の周辺に住む人々は、何かあると”地下”の”ループ”の仕業だと薄々理解しているようですが、実際「ループ」で何が行われているか知りません。ドラマを見ていても、「ループ」の中では個々の石の寄せ集めで出来た巨大な丸い石の塊を中心に設置し、職員が観察・議論をしているようですが、何をやっているのかわかりません。最新ロボット研究をしているようにも見えるし、時空間を操って異次元に通じるような何かをしているようでもあり、その辺ははっきり描写されていません。ただ、職員が度々消えて2度と帰ってきません…

 

 

全8話のオムニバスで、毎回主人公が変わります。
ただ、全く関係ない人ではなく、前話に登場した人物の中から誰かしらがその回の主人公になり、その人物の家庭環境や過去などが掘り下げられて視聴者はより詳細に彼らの背景を知るようになります。そこに暮らす人々は静かで、兄弟でもあまり言い争うわけでもなく、淡々と日々を送っています。

 

ストーリーはSF的で、外で拾った一見ガラクタに見えるものを持ち帰り調整すると、オンオフスイッチで自分以外は世界が停止するとか、森で見つけた奇妙な丸い置物の中に入ると、その場にいた人物の中身が入れ替わるとか、壊れて乗り捨てられたトラクターを修理してエンジンをかけたら異次元世界に行ってしまい、自分そっくりな人物に出くわすといった具合です。

 

ループの影響下での予測不能な結果に彼らは戸惑い、それでも慣れてくると順応しようともがき苦しみ、やがてその状況の中から幸せな何かを彼らなりに見つけます。SFなのかおとぎ話なのか?兄を探しに行った弟が帰りに母の職場を訪ねると、年老いた母親に会うという浦島太郎的な話など不思議満載です。

 

時代背景ですが、少しずつヒントはあります。
例えば、おじいさんはラップトップ型のコンピューター端末を使用しています。そしてテレビはブラウン管。なので1970年代〜1980年代でしょうか。もう一つのヒントは主人公の一人、コール少年が借りてきた本の貸し出しカードの記録。母親ロレッタは1954年に同じ本を借りています。コール少年は高校卒業間近の兄がいることから、ロレッタは少なくとも結婚してから20年ほど経過していることが予想されます。20代で結婚したとすれば現在は40代ということになります。約30年前に当時10歳頃の時に本を借りたということは、やはり時代設定は1980年代と考えられます。

 

派手なアクションもなく、物語は淡々と進みます。好みがあるかもしれませんが、面白いと思いました。不思議な余韻が残るドラマです。

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