ビューティフルなシャラメの「ビューティフル・ボーイ」|あらすじ感想

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AmazonVideoで視聴可能な映画「ビューティフル・ボーイ」を見たので、あらすじと感想です。

あらすじ

 デヴィッドは息子ニックを連れて再婚、その後二人の子供に恵まれた。順調な生活を送っていたが、いつしか優秀だったニックがドラッグに依存するように。ドラッグ依存に悩み、感情の浮き沈みが激しいニックに寄り添い続けるデヴィッドだったが、回復したかに見えても毎度またドラッグに手を出してしまう息子に困惑していた。デヴィッドはニックを理解しようと自身もドラッグを試してみるが、根本的な解決法が見付からない。そんなある日、いつものようにニックから助けを求める電話があったが突き放してしまう…

 

Beautiful Boy – Official Trailer | Amazon Studios

感想

 実話を基に作られた映画で、脚本はそれぞれ父デヴィッドと息子ニックの著書を参考に書かれたそうです。デヴィッド役はスティーブ・カレル、ニック役はティモシー・シャラメ。スティーブさんはコメディ映画の印象が強いですが、本作ではドラッグ依存の息子を持つという重い役柄で、こういうシリアスなのもうまいなと思いました。ちょっと声が高めですが熱演でした。そしてティモシーさん、美しい!

 

 内容を知らずに見始めたので、タイトル「ビューティフル・ボーイ」から、勝手にLGBTの話なのかと思ってましたが、全く違いました。
 本作のティモシーさんは美しくて、その細い体からは、ドラッグ依存に悩み、抜け出したいけど、ふとしたきっかけでまたドラッグに手を出してしまい後悔する、繊細な青年の苦悩が痛々しいほどに伝わってきて、見ているこちらも苦しくなります。元々華奢なタイプのようですが、この映画のために減量したそうで、眼光鋭く病的に細い体躯がとてもリアルでした。

 

 話は、父デヴィッドの回顧録を織り交ぜて進んでいきます。仲の良い父子で、二人の間にはなんの問題もなさそうに思えたのが、突然息子のドラッグ依存という現実を突きつけられるデヴィッド。再婚した妻と誕生した二人の子供たち、ニックの関係も良好に見えますが、ニックなりに悩みや葛藤があったのかもしれません。ただ、その辺は説明がありませんでした。

 

 リハビリ施設に入れても逃げちゃうし、その都度デヴィッドはニックを探し回り、そんな父につい甘えてしまうニック。今度こそはと長期間薬断ちをしても、また薬物に手を出すニックに最初は応援していた義母も諦め、そんな妻の対応に合わせるように、ついにはニックを拒否してしまうデヴィッド。ニックは行き場のない思いから投げやりになり…

 

 

 残念だったのは全編通してデヴィッド目線で、ニックの悩みと薬物に手を出してしまった経緯がどこから来るのかイマイチ分かりませんでした。親の離婚と再婚から?父親を独占出来なくなったのがきっかけ?
 結局ニックは薬断ちをして現在に至るのですが、それはエンドロールでのお知らせのみでした。何度も再発を繰り返し、命を落とす寸前までいっても止められなかった薬物をどうやって克服できたのか、その辺の描写もあれば良かったのにと思いました。

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